ドライブレコーダーは、万が一の交通事故やあおり運転、危険運転の証拠を記録するために、多くの車に搭載されている重要な機器です。年々技術が進化し、画質や録画時間、AI機能が向上した新製品が次々と登場する中で、「そろそろ買い替えようかな」と考える方も少なくありません。しかし、不要になったドライブレコーダーをどう処分すべきか、迷う人も多いのではないでしょうか。適当にゴミに出してしまうと、機器内部に残っている映像データから個人情報が漏れるリスクがありますし、内蔵バッテリーが発火の原因になるケースもあります。
さらに、処分方法を誤ると自治体の不燃ごみルールに違反してしまうこともあり、最悪の場合、罰則の対象になる可能性もあるのです。こうしたリスクを避け、安全・安心にドライブレコーダーを手放すためには、いくつかの適正な方法を知っておくことが大切です。
本記事では、ご家庭の状況やお住まいの地域に合わせた処分方法を、分かりやすく丁寧に紹介していきます。初めて処分を考えている方も、すでに買い替えを検討している方も、ぜひ参考にしてください。
ドライブレコーダーを処分するタイミングは？
故障や劣化が見られたときが処分のサイン
ドライブレコーダーは、常に車の振動や温度変化にさらされている精密機器であるため、数年使用するうちに少しずつ劣化していきます。もっともわかりやすい処分のサインは、録画した映像の乱れやノイズです。録画が途中で途切れたり、映像が飛ぶ場合、内部のセンサーやメモリカードの読み書きに問題があることが考えられます。また、SDカードの認識が頻繁に失敗する、フォーマットを求められる回数が増えるなどの現象も、ドライブレコーダー本体の故障やSDカードの寿命が関係していることがあります。
他にも、起動までに時間がかかる、エンジンと連動して録画が始まらない、GPSの位置情報が正確に取得できないなどの症状が現れた場合は、経年劣化による動作不良と判断できます。こうした問題が出てきたときは、「録画しているつもり」が「まったく記録できていなかった」という危険性もあるため、早めの買い替え・処分を検討するのが安心です。日頃の映像チェックを習慣にし、異常が見られたらそれが処分のタイミングだと考えましょう。
車の売却や買い替えのタイミングも処分の好機
ドライブレコーダーは車両に取り付けられる機器であるため、車の売却や乗り換えを行うタイミングも、処分の絶好の機会です。新しい車に買い替える場合、ディーラーで純正ナビやドラレコが標準装備されていることも多く、古いドライブレコーダーは不要になります。また、売却する車にドライブレコーダーを残したままにすることも可能ですが、その際には「個人情報の削除」が必須です。録画映像には自宅周辺の位置情報や日常的な行動パターン、車内音声などが記録されているため、プライバシーの観点からも注意が必要です。
さらに、ドライブレコーダーには内蔵バッテリーを搭載しているタイプもあり、取り外してからの処分にも配慮が求められます。販売店やカー用品店での下取りサービスを利用するケースでも、SDカードを抜き、記録されたデータを完全に削除してから持ち込むのが基本です。車両の入れ替えは、古い機器の見直しを行う良い機会でもあります。今使っている機器の録画精度や動作状況をチェックしつつ、新しい車には新たな安全装備を導入することを視野に入れて、不要になった機器は適切な処分を進めましょう。
ドライブレコーダーを処分する際の注意点
映像データや個人情報は必ず削除する
ドライブレコーダーには、日々の運転記録や事故の映像など、さまざまな個人情報が保存されています。録画データの中には、車のナンバーや同乗者の会話、訪れた場所のGPS情報など、第三者に知られるとプライバシー侵害につながる情報も多く含まれています。とくに、長期間使っていたドライブレコーダーには日常の行動パターンが映っている可能性もあるため、処分前には必ずSDカード内のデータを削除または初期化しましょう。
多くのドライブレコーダーはSDカードに記録していますが、一部のモデルでは本体に内蔵メモリを備えている場合もあります。そのような場合は、取扱説明書やメーカーのウェブサイトを確認し、「初期化（フォーマット）」を行ってから手放すことが必要です。また、より確実な情報抹消をしたい場合には、SDカードを物理的に破壊してから処分するのも一つの手段です。個人情報の漏洩は思わぬトラブルにつながるため、データの削除は忘れずに対応するべき重要な工程です。
本体の取り外しは安全第一で行う
ドライブレコーダーを車から取り外す際には、必ずエンジンを切ってから作業することが基本です。シガーソケットやヒューズボックスから電源を取っているタイプのドライブレコーダーは、通電中に無理に引き抜こうとすると、感電やショートの危険があるため非常に危険です。とくにリアカメラがある2カメラタイプの場合、車内の天井や内張りを通してケーブルが配線されていることが多く、無理に引っ張ると内装を傷つけてしまう恐れもあります。
また、配線の知識がないまま取り外し作業を進めると、エアバッグの誤作動や電装系の不具合を引き起こすこともあります。もし不安がある場合は、専門の業者やカー用品店に依頼する方が安全です。費用は発生しますが、安全かつ確実に取り外してもらえるため、誤った作業での事故リスクを避けられます。自分で作業を行う際には、必ず事前に電源を落とし、作業手順を確認したうえで慎重に対応しましょう。
内蔵バッテリーの扱いにも注意が必要
近年のドライブレコーダーには、内蔵型のリチウムイオンバッテリーを搭載しているモデルも多く存在します。これらの小型充電池は「小型充電式電池リサイクル法」の対象となっており、通常の家庭ゴミとして出すことはできません。誤って可燃ごみや不燃ごみに混ぜて出すと、発火や爆発の原因になる可能性があるため、大変危険です。
処分する際には、まずバッテリーの有無を確認し、取り外し可能なタイプであれば外してからリサイクルボックス（JBRC協力店など）に持ち込む必要があります。バッテリーが本体と一体化しているモデルの場合は、自治体の案内やメーカーの回収サービスなどを利用して、適正に処分しましょう。また、処分先や地域によって取り扱い方法が異なるため、事前に自治体のホームページなどで確認しておくことが重要です。
特にリチウム系電池は環境への負荷も高いため、正しい方法で処理することで、火災リスクを減らし、環境保全にも貢献できます。「ただの家電」と軽視せず、バッテリーを含んだ電子機器としての扱いを意識して処分しましょう。
ドライブレコーダーの処分方法４選
家電量販店・カー用品店の引き取りサービスを活用する
ドライブレコーダーを買い替える場合、最もスムーズかつ安心して処分できるのが、家電量販店やカー用品店の引き取りサービスを利用する方法です。ヨドバシカメラやビックカメラ、オートバックス、イエローハットなど、多くの店舗では、買い替え時に古い機器を無料または格安で回収してくれる制度を設けています。とくに同じ店舗で購入する場合は、回収にかかる費用が無料となるケースも多く、コスト面でもメリットがあります。
また、リサイクルに協力すると、店舗のポイントが付与されるキャンペーンを実施していることもあります。こうしたサービスを活用すれば、ドライブレコーダー本体だけでなく、SDカード、配線、シガーソケット電源コード、取り付けステーなど、関連パーツも一括して処分できるため手間がかかりません。ただし、引き取り対象の条件や対応機種には違いがあるため、事前に店舗へ確認しておくと安心です。バッテリー内蔵タイプであっても、専門スタッフが適切に処理してくれるため、安全かつ確実な方法としておすすめです。
自治体の小型家電回収制度を利用する
多くの市区町村では、使用済みのドライブレコーダーを「小型家電リサイクル法」に基づき、専用の回収ボックスや戸別回収サービスで回収しています。市役所や公共施設、スーパー、家電量販店などに設置された回収ボックスに投函するだけで済むため、簡単かつ無料で処分できるのが大きなメリットです。処分に費用をかけたくない方にとって、有効な選択肢と言えるでしょう。
ただし注意すべき点として、内蔵バッテリーやSDカードは事前に取り外しておく必要があるケースが多くあります。また、ボックスの投入口サイズには制限があるため、大型のモデルや複数カメラの配線があるタイプは入らない可能性も。さらに、地域によっては「燃えないゴミ」や「粗大ごみ」として出すことが禁止されている場合があるため、事前に自治体のルールをしっかりと確認することが重要です。
近年は、スマートフォンやノートパソコンと同じように、データの漏洩やリチウム電池の誤処理による火災リスクも問題になっているため、自己判断での分別は危険です。自治体の公式ホームページで、対象品目や回収方法、受付場所などを確認し、ルールに沿った適正な処分を心がけましょう。
フリマアプリ・リサイクルショップで売却する
ドライブレコーダーがまだ正常に動作する状態であれば、フリマアプリやリサイクルショップでの売却も検討する価値があります。メルカリやヤフオク、ラクマといったアプリを使えば、全国の購入希望者に向けて出品できるため、比較的短期間で買い手が見つかる可能性も高いです。とくに、配線や取り付けパーツ、元箱、説明書などの付属品が揃っている場合は高額で売れることもあります。
また、使用年数が少なく、人気メーカー（コムテック・ユピテル・セルスターなど）のモデルであれば、数千円～1万円以上の値がつくこともあります。ただし、個人間取引には注意点もあります。たとえば、発送後に「動作しなかった」といったクレームが発生することもあり、返品や返金などの対応に手間がかかることも。また、映像データを削除していなかった場合には、個人情報の漏洩リスクもあります。
一方、リサイクルショップでの買取であれば、対面で状態を確認してもらいながら価格を決定できるので、トラブルが少ないのがメリットです。多少価格は下がっても、安心して手放したい方には向いている方法と言えるでしょう。いずれにせよ、動作確認とデータの完全消去は、売却前の大前提です。
不用品回収業者に依頼する
「分別が面倒」「取り外しが難しい」「他の家電もまとめて処分したい」──そんな方には、不用品回収業者の利用が適しています。ドライブレコーダー1台から回収してくれる業者もありますし、カーオーディオや古いカーナビ、家電などと一緒にまとめて引き取ってもらえるため、片付けの手間を一気に省けるのが最大のメリットです。特に引っ越しや車の買い替えに合わせて大量処分が必要な際には、効率よく対応してくれるでしょう。
ただし、不用品回収業者の中には無許可で営業している違法業者も存在します。法外な料金を請求されたり、不法投棄されたりするトラブルが報告されているため、依頼する前に「一般廃棄物収集運搬業許可」や「古物商許可」などを持っているかどうかを必ず確認してください。信頼できる業者は、見積もりの段階で明確な料金体系を提示してくれ、追加料金についても事前に説明があります。
また、取り外しが難しい機器の場合は、スタッフが丁寧に対応してくれる業者を選ぶと安心です。時間が取れない方や高齢者世帯、女性の一人暮らしにも便利な方法で、トラブル回避のためにも、口コミや評判をチェックし、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
ドライブレコーダーの処分は不用品回収いちばんの利用がおすすめ
今回はドライブレコーダーの処分方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか？
ドライブレコーダーを処分するにあたり、他にも不要になった品を大量に処分したい場合は、不用品回収業者を利用することを検討してみてください。不用品回収業者は、大型小型問わず他の不用品をまとめて引き取ってくれるため、処分方法を考えずにまとめて処分することが可能です。
優良不用品回収業者の選び方は？
不用品回収業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしておくとスムーズに処分が進みます。
- 対応エリアの確認
希望する地域に対応しているかを確認しましょう。全国対応の業者や地域密着型の業者があります。 - 料金の透明性
事前に見積もりを取って料金体系を確認し、追加料金が発生しないか確認しておくことが重要です。 - 口コミや評判
インターネット上のレビューや口コミを参考にし、信頼できる業者を選びましょう。実績や評判が良い業者は安心して依頼できます。 - 対応スピード
急いで処分したい場合は、即日対応してくれる業者を選ぶと良いでしょう。対応の速さは重要なポイントです。 - 保険の有無
万が一の事故やトラブルに備えて、損害補償保険に加入している業者を選ぶと安心です。
『不用品回収いちばん』は、他社と変わらないサービス内容が充実しているうえで、料金が圧倒的に安価であることが一番の特徴です。
| 不用品回収いちばん | エコピット | 粗大ゴミ回収隊 | GO！GO！！クリーン | |
|---|---|---|---|---|
| 基本料金 | SSパック 8,000円(税込)~ | SSパック 9,900円（税込)~ | Sパック 9,800円(税込)～ | SSパック 13,200円～（税込） |
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| 対応エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県 | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県 |
| 即日対応 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
| 支払い方法 | 現金払い、クレジットカード、請求書払い(後払い)、分割払い | 現金・事前振込・クレジットカード | 現金・クレジットカード・銀行振込 | 現金払い・事前振込・クレジットカード |
| 買取サービス | あり | なし | あり | なし |
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