バイクを長年使用していると、買い替えや故障、もしくは不要になってしまうことがあります。しかし、バイクを処分するには廃車手続きが必要なので、一般的な粗大ゴミを処分するよりも少々手間がかかります。
本記事では、バイクを効率的に処分するための選択肢を詳しく解説します。買取業者を利用した売却や、廃車専門業者による無料回収、さらにリサイクル施設での処分など、それぞれの方法には異なるメリットがあります。あなたのバイクの状況に応じて、最適な処分方法を見つけてください。
バイク処分の必要性とは?
バイクを処分する理由は、故障や年式が古いこと、修理コストが高くつくことなど、さまざまです。バイクの処分は、単に廃棄するだけではなく、法令に基づいた廃車手続きが必要です。乗らなくなったバイクをただ放置すると、税金の支払いが続いたり、環境汚染を引き起こすリスクもあります。適切な方法でバイクを処分することで、これらの問題を回避できます。
バイクの処分方法を探す前にやらなければいけないこと
バイクを処分する際は、どこかに持ち込んで終了、というわけにはいかず、基本的には自分たちで廃車手続きを行わなければなりません。
廃車手続きとは、車の登録情報を消してナンバープレートを返還し、公道を走れなくなるようにする手続きのことです。廃車手続きを行うことで自動車税を支払う必要が無くなります。
廃車手続きには以下の2種類があります。
種類 | 手続きの目的 | 適する場合 |
---|---|---|
永久抹消登録 | バイクを完全に廃棄する際に行う手続きです。廃車もしくは解体する場合に適用されます。再度そのバイクを使用することはできません。 | バイクが事故などの原因で潰れてしまったり、完全に故障してしまったりして解体する必要がある場合に適しています。 |
一時抹消登録 | バイクを一時的に使用しない場合に行う手続きです。ナンバーを一時的に抹消し、後で再登録して再び乗ることも可能です。 | 長期間バイクを使わないが将来的に再利用する可能性がある場合に適しています。 |
また、排気量によって手続きや費用が変わります。
種類 | 原付 | 軽二輪自動車 | 小型二輪自動車 |
排気量 | 50~125cc未満 | 125~250cc未満 | 250cc~ |
場所 | お住まいの市区町村の役所 | ・バイクの使用の本拠の住所を管轄する運輸支局(陸運局) ・自動車検査事務所 | ・バイクの使用の本拠の住所を管轄する運輸支局(陸運局) ・自動車検査事務所 |
費用 | 無料 | 無料 | 廃車手数料350円(一時抹消登録の場合) 用紙代100円程度 |
必要な書類 | ・車検証 ・ナンバープレート ・軽自動車税申告書 ・標識交付証明書(ナンバープレートを交付された際に受け取った書類) ・廃車申告書(市町村役所にて入手できます) ・印鑑 | ・車検証 ・ナンバープレート ・軽自動車税申告書 ・標識交付証明書(ナンバープレートを交付された際に受け取った書類) ・軽自動車届出済証 ・軽自動車届出済証返納証明書交付請求書 ・印鑑 | ・車検証 ・ナンバープレート ・軽自動車税申告書 ・標識交付証明書 ・抹消登録申請書 ・手数料納付書 ・印鑑 |
手続き | 1. お住まいの市区町村の役所の窓口で廃車申告書を受け取る 2. 必要事項を記入した書類とナンバープレートを提出し、廃車証明書を受け取る | 1. 運輸支局の用紙販売所で必要書類(軽自動車届出済証返納届)を入手する 2. 必要事項を記入した必要書類とナンバープレートを運輸支局の窓口で提出し、軽自動車届出済証返納証明書を受け取る | 1. 運輸支局の用紙販売所で必要書類(抹消登録申請書、手数料納付書)を入手する 2. 記入した必要書類を運輸支局の窓口で提出し、ナンバープレートを返納し、自動車検査証返納証明書を受け取る |
税金 | 2,000~2,400円 | 3,600円 | 6,000円 |
バイクの税金は毎年4月1日から課税されるため、乗らないバイクの廃車手続きは3月末までに行いましょう!
バイクの処分方法4選
バイクを処分する方法には、主に以下の4つの選択肢があります。
・指定取引場所に持ち込む:対象車両をお住いの地域の近くにある指定引取場所に持ち込み、リサイクルします。行うことはのみで処分に料金はかかりません。
・買取業者に売却:走行可能なバイクは買取業者に売却し、現金化するのが最も利益的です。バイクの状態や年式によっては高額査定も期待できます。
・廃車専門業者に依頼:動かないバイクや古いバイクでも、廃車専門業者に依頼すれば無料で回収し、廃車手続きも代行してくれるため、手間が省けます。
・不用品回収業者の利用:バイク本体だけでなく、ヘルメットやその他のバイク用品も一括で処分できるため、引越しや急な処分に便利です。
バイクの状態や運搬可能なのか等の条件によって処分方法が変わるため、それぞれのメリット・デメリットでご自身にあった処分方法を選びましょう!
指定引取場所に持ち込む
バイクを法令に従って適切に処分するための方法の一つに、自動車リサイクルセンターの指定引取場所に持ち込むという選択肢があります。この方法では、バイクが環境に優しい形でリサイクルされ、廃棄物が適切に処理されます。
※廃車手続きを自身で行う必要があります
- 手順:
- バイクのリサイクルに対応する最寄りの指定引取場所を探します。これは、自動車リサイクル促進センターから確認できます。
- 処分するバイクが対象車両・引き取り基準を満たしているかを確認します。詳しくはこちらから
- 必要な書類(所有者確認書類、公的身分証明書など)を準備します。これらの書類がないと、処分手続きが遅れることがあります。
- リサイクル料金は無料です。指定引取場所に直接バイクを持ち込む場合、料金はかかりません。廃棄二輪車取扱店に運搬をお願いする場合は、廃車手続きや廃車処理に関わる実費用が必要になります。
- 対象車両であること・持込者の確認等を行い、手続き完了となります。
メリット
・ 法的に適正な処分が出来る
・適切なリサイクルで環境に優しい
デメリット
・バイクを指定場所まで運ぶ必要がある
・現金化できない
買取業者に売却する
バイクがまだ走行可能で、状態が良い場合は、買取業者に売却するのが最もお得です。買取業者は、バイクの年式、走行距離、車種、状態などを基に査定を行い、適切な価格を提示してくれます。特に、人気のあるモデルや新しい車種の場合、高額買取が期待できます。また、基本的に買取業者が廃車手続きまで代行してくれることが多いため、手間がかからないです。
- 手順:
- 複数の買取業者にオンラインで査定を依頼します。バイクの年式、走行距離、車種、状態などを入力し、査定額を比較します。
- 査定額・買取価格に納得したら契約を進めます。この時点で手続きや日程を調整します。
- 主に業者が家まで引き取る場合が多いです。引き渡し時に必要書類(車検証、ナンバープレート、身分証明書等)を用意します。
- バイクの引き渡しと同時に、現金または振り込みで買取代金が支払われます。
メリット
・現金化できる
・手続きも業者が代行してくれるため、手間がかからない
・持ち込む手間がかからない場合もある
デメリット
・ 古いバイクや状態の悪いバイクは、値がつかない場合もある
・最高値で買取をしてくれる業者を探す必要がある
廃車専門業者に依頼する
走行不可能なバイクや、古くなったバイクの処分には、廃車専門業者の利用が最適です。多くの業者は、バイクを無料で回収し、廃車手続きやリサイクルまで行ってくれます。業者によっては、動かなくなったバイクでも費用をかけずに処分することが可能です。
- 手順:
- 信頼できる廃車専門業者を選び、バイクの状態を伝えて、回収を依頼します。無料回収が一般的ですが、業者によっては一部費用が発生することもあります。
- 業者と回収日時を調整し、バイクを引き取ってもらいます。故障して動かないバイクでも、業者がレッカーサービスを手配して回収してくれることが多いです。
- バイクの廃車手続きを進めるため、指示に従い必要な書類を準備します。
- 業者が回収後、廃車手続きを代行し、必要書類を処理します。手続きが完了すると、廃車証明書が発行されます。
- 廃車証明書を使用して、自動車税の廃止手続きや自賠責保険の解約手続きを行います。
メリット
・処分費用がかからない
・すべての手続きを代行してもらえる
デメリット
・現金化できない
・処分費用が掛かる場合がある
・優良業者の選定が必要
業者を選ぶ際は、違法業者に注意しましょう。無許可の業者に処分を依頼すると、違法な方法で処分される可能性があり、法的トラブルに巻き込まれる危険があります。必ず信頼できる業者を選び、適切な手続きが行われているか確認しましょう。
不用品回収業者を利用する
バイクだけでなく、バイク関連の不用品(ヘルメット、グローブ、アクセサリなど)をまとめて処分したい場合、不用品回収業者が便利です。バイクと家の他の不用品を一括で処分できるため、特に引越しなどの際に効率的です。
- 手順:
- 不用品回収業者にバイクを含む不用品の処分を依頼します。オンラインまたは電話で見積もりを依頼し、費用や回収内容を確認します。
- 回収業者と日時を調整し、自宅まで回収に来てもらいます。回収可能な物品や料金を事前にしっかり確認しておきましょう。
- 指定された日時に業者がバイクを回収しに来ます。
- 回収作業が完了したら、見積もりに基づいて支払いを行います。業者によっては処分証明書を発行してくれるので、必要に応じて発行依頼をします。
メリット
・バイク以外の不用品も同時に処分できる
・即日対応しているところが多いため、都合が付けやすい
・持ち運びの手間がかからない
デメリット
・処分費用がかかる
・優良業者の選定が必要
・現金化できない
不用品回収業者を選ぶ際のポイント
不用品回収業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしておくとスムーズに処分が進みます。
- 対応エリアの確認
希望する地域に対応しているかを確認しましょう。全国対応の業者や地域密着型の業者があります。 - 料金の透明性
事前に見積もりを取って料金体系を確認し、追加料金が発生しないか確認しておくことが重要です。 - 口コミや評判
インターネット上のレビューや口コミを参考にし、信頼できる業者を選びましょう。実績や評判が良い業者は安心して依頼できます。 - 対応スピード
急いで処分したい場合は、即日対応してくれる業者を選ぶと良いでしょう。対応の速さは重要なポイントです。 - 保険の有無
万が一の事故やトラブルに備えて、損害補償保険に加入している業者を選ぶと安心です
バイクの処分は不用品回収業者の利用がおすすめ
今回はバイクの処分方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
もし不要なバイクがあり、その処分方法に困っている方や、バイク以外にも処分したい不用品がたくさんある場合は、不用品回収業者を利用することを検討してみてください。不用品回収業者は、バイクや他の不用品をまとめて引き取ってくれるため、手間をかけずに一気に処分できます。また、一部の業者では買取サービスも行っているため、まだ使えるアイテムがあれば、回収費用を抑えることも可能です。
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- 作業員がご自宅から粗大ゴミを運び出してくれます
- 分別作業は一切不要です
- 多様な種類の粗大ゴミを回収可能(リサイクル家電も対応しています)
- 豊富なパック料金プランで、粗大ゴミが多い場合でもお得に処分できます
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