お役立ちコラム

廃油の安全な処分方法とは?用途別の処分方法やしてはいけない処分方法についてプロが解説!

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廃油の処分に悩んでいる方は少なくありません。特に料理好きな方や、車やバイクのメンテナンスを自分で行う方にとって、使用後の油をどう扱うかは避けて通れない課題です。「ちょっとだけだから」と流しに捨てたくなる気持ちもあるかもしれませんが、廃油はほんの少量でも排水管を詰まらせたり、環境を汚染したりするリスクがあります。また、廃油が引火して火災の原因になることもあり、誤った処分は思わぬトラブルを招くことになります。

一方で、自治体によっては廃油の処分方法が異なるため、「どうやって捨てればいいかわからない」と不安になる方もいるでしょう。食用油なら可燃ごみに出せる場合が多いですが、凝固剤や新聞紙での処理が必要ですし、機械用のオイルは危険物として扱われるため専門の回収先が必要です。こうしたルールを知っておくことで、自分自身や家族の安全を守るだけでなく、環境保護にもつながります。

この記事では、日常生活で出る食用油や、自動車などに使う機械用油を正しく、安心して処分する方法を丁寧に解説していきます。どんな方にも分かりやすく、実践しやすい内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。


Contents
  1. 食用油をそのまま流してはいけないのはなぜ?
    1. 排水管のつまりを引き起こすリスク
    2. 水質汚濁による環境への影響
    3. 悪臭や害虫を招く衛生上の問題
    4. 法律違反の可能性と社会的責任
  2. 廃油を処分する際のNG行動とは?
    1. 排水口やトイレへの廃油の流し込みは絶対NG
    2. 庭や河川に直接廃棄するのは法律違反
    3. 吸わせただけの油の放置は火災リスクに
    4. 機械用油は特に慎重な取り扱いが必要
  3. 食用油の処分方法
    1. 凝固剤を使って可燃ごみに出す方法
    2. 牛乳パックや古布を使った吸収処理
    3. 各自治体のルールを必ず確認することの重要性
  4. 食用油は再利用できる?
    1. 食用油がリサイクルされる用途とは?
    2. 回収ステーションを活用するには?
  5. 大量の食用油を処分するには?
    1. 飲食店やイベントで出る大量の廃油は家庭ゴミ扱いできない
    2. 廃油回収業者に依頼する際のポイント
    3. 不用品回収業者でも廃油の処分は可能?まずは対応範囲を確認
  6. 機械用廃油(エンジンオイルなど)の処分方法
    1. 機械用廃油とは?一般ごみとして捨てられない理由
    2. カー用品店や整備工場での処分が基本
    3. ガソリンスタンドでも廃油処理に対応していることがある
    4. 不用品回収業者に依頼する場合の注意点
  7. 廃油の処分は不用品回収いちばんの利用がおすすめ
    1. 優良不用品回収業者の選び方は?
    2. 不用品回収いちばんの基本情報

食用油をそのまま流してはいけないのはなぜ?

排水管のつまりを引き起こすリスク

使用済みの食用油をシンクに流してしまうと、冷えて固まる性質があるため排水管の内壁に付着しやすくなります。はじめは少量でも、日々の積み重ねで配管内部にどんどん油が蓄積し、最終的には水の流れを妨げる「つまり」の原因となります。とくに冬場は油の凝固が早く、配管の詰まりがより深刻になる傾向があります。

また、油が詰まることで悪臭が発生しやすくなり、キッチン周辺の衛生環境を大きく損ねることにもつながります。集合住宅などでは、自分の部屋だけでなく下の階や隣接する部屋にまで影響を与えることもあり、トラブルに発展するケースもあります。このような問題を未然に防ぐためにも、使用済み油を排水口に流すことは絶対に避けなければなりません。

水質汚濁による環境への影響

食用油は水と混ざりにくく、自然界に流出した際に深刻な水質汚染を引き起こします。たとえば、家庭から排出された廃油が河川や海に流れ込むと、油膜を形成して水面を覆い、水中の酸素交換を妨げてしまいます。これにより魚や水中生物が酸欠状態になり、生態系が破壊されることもあります。さらに、油は微生物によって分解されにくく、自然浄化が追いつかないため、長期間にわたり水質が回復しないという悪影響もあります。

環境省なども家庭からの油排出が大きな水質悪化の原因になっていることを報告しており、これは見過ごせない問題です。環境保護の観点からも、食用油の排水口への廃棄は絶対に避けるべきであり、適切な処理を行うことが私たち一人ひとりに求められています。

悪臭や害虫を招く衛生上の問題

排水管に流した油が蓄積することで、悪臭の発生源となることも多く、キッチンやシンクまわりの空間に不快な臭いが漂うようになります。さらに、油分が腐敗することでゴキブリやハエなどの害虫を呼び寄せる原因となり、衛生環境の悪化を招くおそれがあります。特に気温が高くなる夏場には腐敗が進みやすく、害虫の発生リスクが一層高まります。

また、集合住宅では排水口の構造上、他の世帯にも影響を及ぼす可能性があり、近隣トラブルの火種にもなりかねません。こうしたトラブルは、健康被害や生活の質を著しく損ねるため、油を流すことの危険性は家庭内だけでなく地域全体に及ぶものだと理解しておく必要があります。衛生面から見ても、廃油は家庭ゴミとして正しく処分することが重要です。

法律違反の可能性と社会的責任

食用油を排水口に流す行為は、単にマナーの問題にとどまらず、「下水道法」や「水質汚濁防止法」などの法律に違反する可能性があります。実際に一部の自治体では、廃油を排水口へ流すことに対して罰則を設けており、罰金や指導の対象となるケースもあります。

また、家庭から排出された油が原因で下水処理施設の機能が低下し、莫大な修理費用がかかるような事態になった場合、その費用を住民全体で負担することにもなりかねません。こうした背景を踏まえると、廃油の適切な処分は、個人の問題ではなく、社会全体で取り組むべき責任だといえます。環境や社会に与える悪影響を理解し、一人ひとりがルールを守って廃油処理を行うことが、持続可能な生活の第一歩です。

廃油を処分する際のNG行動とは?

排水口やトイレへの廃油の流し込みは絶対NG

使用済みの食用油や機械用オイルを、キッチンの排水口やトイレに流すのは、絶対に避けなければならない行為です。これは一見「流れてしまえば終わり」と思われがちですが、実際には大きな問題を引き起こします。油は冷えると固まりやすく、排水管の内部に付着してこびりつきます。これが蓄積すると、やがて管を詰まらせ、水の逆流や悪臭の原因になります。最悪の場合、業者による高額な配管洗浄が必要になることもあるのです。

また、油がそのまま下水処理場に流れてしまうと、微生物による分解が難しいため、処理能力を超えて処理水の質が悪化します。未処理の油分が川や海に流れ出ると、水面に油膜を張り、水中の酸素が不足して魚や水草に悪影響を与えます。こうした行為は、下水道法や水質汚濁防止法などの法律に違反する場合もあり、環境への意識が求められます。たとえ少量でも、排水に油を流すのは厳禁です。

庭や河川に直接廃棄するのは法律違反

「少量だから土に返しても大丈夫」と考えて、使用済みの油を庭や空き地、側溝、川に捨てることも、重大な環境破壊につながる行為です。食用油であっても自然界にとっては異物であり、土壌にしみ込めば微生物バランスが崩れたり、植物の根に悪影響を及ぼしたりします。さらに河川に直接捨てた場合、水面に浮かんだ油膜が日光を遮断し、水中の生態系を壊してしまう恐れがあります。

また、こうした不法投棄は、明確な法律違反にあたります。環境基本法や廃棄物処理法により、廃油を不適切な場所に投棄することは禁止されており、違反が発覚した場合には罰金や懲役といった処罰を受ける可能性もあります。地域によっては監視カメラや通報体制が整っているところもあり、「うっかり」「知らなかった」では済まされないのが実情です。地球環境を守るためにも、適正な処理方法を選ぶことが求められます。

吸わせただけの油の放置は火災リスクに

新聞紙や紙タオルなどに油を吸わせただけの状態で、そのままゴミ袋に入れて処分するのも非常に危険です。見た目には処理できたように見えても、内部に残った油が染み出して袋の底から漏れ出したり、可燃ごみとして収集車に積まれた際に熱が加わって発火するおそれがあります。特に機械用の廃油や揮発性の高いオイルは引火性が強いため、不適切な処理は火災の原因となるのです。

このようなリスクを防ぐには、凝固剤を使って油を固める、牛乳パックや空き瓶に入れて密閉するなど、きちんとした処理を行うことが重要です。また、吸わせた古布や新聞紙を処分する際も、油が完全に乾いていない場合は火気の近くに置かない、早めにごみとして出すなどの注意が必要です。廃油処理は「燃えるゴミだから大丈夫」と安易に考えるのではなく、火災や漏出の危険性を常に意識することが大切です。

機械用油は特に慎重な取り扱いが必要

機械用廃油(エンジンオイル、ギアオイルなど)は、食用油よりもさらに高いリスクを持つため、処理には特に慎重さが求められます。これらのオイルは可燃性・毒性があり、土壌や水に混入すれば深刻な環境汚染を引き起こす可能性があります。さらに、保管中に温度が上がったり静電気が発生すると引火する恐れもあるため、自宅で長期間保存することも推奨されません。

家庭で廃油を処理しきれない場合は、産業廃棄物の取り扱い許可を持った業者に回収を依頼するのが確実です。処理業者は専用のルートで収集・再生処理を行っており、法律に則った安全な方法で処分を行ってくれます。また、不用品回収業者に頼む場合も、必ず「産業廃棄物収集運搬業許可証」を持っているか確認しましょう。正しい処理を怠れば、法令違反として排出者にも責任が及ぶため、信頼できる処分ルートを選ぶことが肝心です。

食用油の処分方法

凝固剤を使って可燃ごみに出す方法

家庭で出る食用油の処分方法として最も一般的なのが、「油を凝固剤で固めて可燃ごみに出す」方法です。使用後の油がまだ熱いうちに凝固剤を入れて混ぜると、数分から数十分でゼリー状や固形状に変化します。これを市販のごみ袋に入れて、自治体のルールに従って可燃ごみとして出すのが基本です。凝固剤はドラッグストアやスーパー、100円ショップなどで手軽に購入でき、1回分ずつ個包装されているものも多く、使い勝手がよいのが特徴です。

量が多い場合は、複数回に分けて固めるか、別の処理方法との併用も検討すると良いでしょう。ただし、凝固剤を使用した後の油は液体ではなくなりますが、袋の中で溶け出す可能性もあるため、ビニール袋の二重包装や新聞紙などで包んでおくとより安心です。処理後は、自治体の「可燃ごみ」の区分で出せることがほとんどですが、地域によって「資源ごみ」や「危険ごみ」と扱われるケースもあるため、念のため事前確認が重要です。

牛乳パックや古布を使った吸収処理

凝固剤がない場合や、できるだけコストを抑えたい方には、牛乳パックや古布を使って油を吸収させる方法も有効です。まず、使用済みの食用油をしっかりと冷まし、500ml以上の空き牛乳パックに新聞紙やキッチンペーパー、古布などを詰め込みます。そこに油を少しずつ注ぎ、油が漏れないように上からしっかり封をして、テープで止めれば準備完了です。封をした牛乳パックはそのまま可燃ごみとして処分できます。

この方法は油の量がそれほど多くない場合に適しており、凝固剤を使わずに処理できる点がエコで経済的です。また、新聞紙や布などもリサイクル再利用しているため、資源を無駄にしない処理法といえるでしょう。ただし、牛乳パックが漏れないように内側にポリ袋を敷くなどの工夫をすることで、ゴミ袋の中での油漏れを防げます。処分の際は、自治体の分別ルールに従って「可燃ごみ」として出すのが一般的ですが、これも地域によって扱いが異なる場合があるため、公式サイトなどで事前に確認しておくと安心です。

各自治体のルールを必ず確認することの重要性

食用油の処分は家庭ごみのなかでも特に注意が必要な項目です。なぜなら、自治体ごとに廃油の扱いや分別方法に差があるため、一律で「この方法で大丈夫」とは言い切れないからです。たとえば、A市では凝固剤で固めた油を可燃ごみとして出せるのに対し、B市では「危険ごみ」や「資源ごみ」として別の収集日を設けていることもあります。さらに、吸収処理した油を牛乳パックに入れて可燃ごみとして出す行為が認められていない自治体も存在します。こうしたルールに違反すると、ごみの回収を拒否されたり、環境衛生上の問題として注意を受けることにもなりかねません。

そのため、自宅が属する自治体の「ごみ分別ガイド」や「ごみカレンダー」などを一度確認し、油の処分に関する明記があるかをチェックすることが重要です。最近では多くの自治体がホームページでごみ分別検索ができるサービスを提供しており、「食用油」や「廃油」といったキーワードで簡単に検索可能です。安全で適正な処理を行うためにも、こうした情報収集を怠らないよう心がけましょう。

食用油は再利用できる?

食用油がリサイクルされる用途とは?

使い終わった食用油は、捨てるだけでなく再利用することで資源の有効活用につながります。家庭で使った揚げ物油や炒め油などの「植物性食用油」は、自治体や企業が設ける「廃食用油回収ステーション」で回収され、さまざまな用途にリサイクルされます。たとえば代表的な用途には「バイオディーゼル燃料(BDF)」があります。これは軽油の代替燃料としてバスやトラック、発電機などに使われており、二酸化炭素排出量を抑えた環境にやさしい燃料として注目されています。

また、リサイクルされた油は「石けん」や「飼料・肥料」の原料にもなります。石けんとして再生された製品は、汚れ落ちがよくエコ志向の家庭で人気がありますし、飼料や肥料として利用される場合には、農業や畜産の現場で循環型資源として活用されています。ただし、再利用には一定の条件があり、使用済み油でも「動植物性の液体油」に限るという制限があることが多い点に注意が必要です。マーガリンやラードなどの固形油、または異物が混ざっている油などはリサイクルの対象外となることがあります。

回収ステーションを活用するには?

廃食用油をリサイクルに回す場合、もっとも身近で利用しやすいのが自治体やスーパー、学校などに設置されている「回収ステーション」です。こうしたステーションは、主に市町村が環境保護の一環として設けているもので、地域住民が家庭で使った食用油を無料で持ち込めるようになっています。持参する際は、油を冷ましたあと、ペットボトルや専用容器などに入れて持っていくのが一般的です。一部地域では専用のリサイクルボトルが配布されている場合もあります。

回収ステーションがどこにあるかは、自治体の公式サイトや広報誌、役所の窓口などで確認できます。「〇〇市 廃油 回収」などと検索すれば、最寄りの設置場所が見つかることも多いでしょう。利用の際は、次のような条件が設けられているケースがほとんどです:動植物性の液体油に限る、異物(天かす・水分・塩など)を取り除くこと、容器にラベルを貼るなど。条件に合わない油を持ち込んでしまうと、回収が拒否される場合もあるため、注意が必要です。

また、自治体によっては回収した油を公共交通機関(バスなど)の燃料として再利用している地域もあり、住民がリサイクル活動を通じて地域の環境保全に貢献できる取り組みとして広がっています。日常のなかで誰もが気軽に参加できるリサイクル活動として、非常に意義のある方法だといえるでしょう。

大量の食用油を処分するには?

飲食店やイベントで出る大量の廃油は家庭ゴミ扱いできない

飲食店やフードイベントなど、業務用途で使われた大量の食用油は、家庭ゴミとは異なり「事業系一般廃棄物」や「産業廃棄物」に分類されることがあります。そのため、家庭ごみとして自治体の収集に出すことはできません。仮に家庭用のごみ回収に混ぜて出してしまうと、廃棄物処理法に違反する可能性があり、最悪の場合、罰則を受けることもあるため注意が必要です。

また、イベントや模擬店などで一時的に多量の廃油が発生する場合でも、家庭ごみとして処分することは認められていないケースがほとんどです。こうした場合には、回収を専門に行っている業者や自治体と契約した事業系廃棄物収集業者に処分を依頼する必要があります。営業許可の有無や処理量の証明を求められることもあるため、あらかじめ準備を整えておくとスムーズです。

廃油回収業者に依頼する際のポイント

大量の食用油を処分する際は、専門の廃油回収業者に依頼するのが最も確実で安全な方法です。これらの業者は、飲食店や食品工場、イベントなどから定期的または一時的に出る食用油を回収し、リサイクルや適切な処理を行う体制を整えています。契約の際は、業者が「産業廃棄物収集運搬業許可」や「一般廃棄物処理業許可」を持っているかを必ず確認しましょう。無許可業者を利用した場合、違法処分の責任が依頼者側に問われることもあるため注意が必要です。

処分費用は回収する油の量や回収頻度、距離、油の状態(劣化の度合い)によって異なります。場合によっては無料で回収してくれる業者もありますが、その場合でも「再利用できる油」であることや、異物混入がないことが条件になることが多いです。業者との契約前には見積もりを取り、対応内容・回収方法・処理の流れなどを丁寧に確認することをおすすめします。

また、回収業者との間に「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」を交わすことで、処理の過程を明確に記録・追跡できるようになります。これは法的にも重要な書類であり、万が一トラブルが発生した際の証明にもなるため、事前に整えておくと安心です。

不用品回収業者でも廃油の処分は可能?まずは対応範囲を確認

大量の食用油を処分したいとき、不用品回収業者に依頼できるか気になる方も多いでしょう。基本的に、不用品回収業者の多くは家具や家電の回収が中心ですが、廃油や液体物の回収に対応している業者も一部存在します。ただし、すべての業者が受け付けているわけではないため、まずは「廃食用油の回収実績があるか」「産業廃棄物や液体類の取り扱いが可能か」を事前に確認する必要があります。

とくに、飲食店などから出る業務用の廃油は「産業廃棄物」として扱われることがあり、これに対応できる不用品回収業者は限られています。無許可での処分は法律違反となる可能性があるため、「産業廃棄物収集運搬業」の許可を持つかどうかを確認するのが安全な判断です。もし一般廃棄物処理業の許可しかない業者に業務用廃油を依頼してしまうと、依頼者側にも責任が及ぶリスクがあるため注意しましょう。

機械用廃油(エンジンオイルなど)の処分方法

機械用廃油とは?一般ごみとして捨てられない理由

機械用廃油とは、エンジンオイルやギアオイル、ブレーキオイル、潤滑油など、車やバイク、農機具などに使用された油のことを指します。これらのオイルは使用後に酸化や汚れ、金属粉を含むようになり、適切に処分しなければ火災や土壌・水質汚染の原因となる有害物質です。そのため、家庭ごみとして捨てることはできず、法律でも厳しく処理が定められています。特に、排水口に流すと下水道や河川への重大な汚染につながり、環境基本法や廃棄物処理法違反で罰せられる可能性があります。

また、ガソリンや可燃性溶剤と混ざると引火のリスクも高まり、一般家庭での保管・処分には限界があります。これらの理由から、機械用廃油は必ず専門のルートを通じて処分する必要があり、身近な店舗や回収業者への依頼が推奨されています。

カー用品店や整備工場での処分が基本

エンジンオイルの交換時にもっとも一般的な処分方法は、カー用品店や整備工場への依頼です。オートバックスやイエローハットなどの全国展開しているカー用品店では、オイル交換サービスを受けた際に無料または低価格で廃油の回収処理も行ってくれます。中にはオイルのみの持ち込みにも対応している店舗もありますが、対応していないケースもあるため、事前に電話やWebサイトで確認しておくことが重要です。

また、町の整備工場やディーラーでも同様のサービスを受けられます。多くの場合、店舗側が専門の廃油処理業者と契約を結んでおり、法令に則った方法で安全に処理されます。整備工場に依頼すれば、フィルターなどの交換部品も一緒に処理してくれるため手間が省けるのもメリットです。費用については、オイル交換代金に処分費が含まれていることが多いため、料金の明細もあわせて確認するとよいでしょう。

ガソリンスタンドでも廃油処理に対応していることがある

意外と見落とされがちなのが、ガソリンスタンドでの廃油処理対応です。とくに、車のメンテナンスを積極的に行っているフルサービスのスタンドでは、オイル交換と同時に廃油を処分してくれるケースがよくあります。料金体系はスタンドによって異なり、オイル交換工賃に含まれていることもあれば、別途処分費がかかることもあります。

セルフサービスのスタンドでは、メンテナンスを行っていないところも多いため、必ず事前に対応の可否を問い合わせてください。また、ガソリンスタンドによっては、オイルの銘柄や種類、処理量によって引き取りを断られることもあるので注意が必要です。処分だけをお願いしたい場合は、受付可能か、受け入れ条件を確認してから持ち込むようにしましょう。便利な立地にあるため、定期的なオイル交換のついでに利用すると効率的です。

不用品回収業者に依頼する場合の注意点

もし自宅に大量の機械用廃油がある場合や、車を手放すタイミングでオイル関連の廃棄物も一括で処分したいときには、不用品回収業者の利用も選択肢のひとつです。ただし、廃油は液体かつ危険物に該当するため、すべての不用品回収業者が取り扱えるわけではありません。依頼前に、産業廃棄物収集運搬業の許可を保有しているかどうかを必ず確認しましょう。無許可の業者に処分を依頼した場合、廃棄物処理法違反となり、排出者(依頼者)にも責任が及ぶ可能性があります。

また、回収料金は処分する廃油の量や容器の状態(密閉されているか、混入物の有無)などによって異なります。他の不用品(バッテリーや古タイヤなど)と一緒に回収してもらえば、コストを抑えられることもありますが、液体物の取り扱いに慣れている業者を選ぶことが大切です。口コミや公式サイトで対応実績を確認し、複数社に見積もりを依頼するのが安心です。

廃油の処分は不用品回収いちばんの利用がおすすめ

今回は廃油の処分方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
廃油を処分するにあたり、他にも不要になった品を大量に処分したい場合は、不用品回収業者を利用することを検討してみてください。不用品回収業者は、大型小型問わず他の不用品をまとめて引き取ってくれるため、処分方法を考えずにまとめて処分することが可能です。

優良不用品回収業者の選び方は?

不用品回収業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしておくとスムーズに処分が進みます。

  1. 対応エリアの確認
    希望する地域に対応しているかを確認しましょう。全国対応の業者や地域密着型の業者があります。
  2. 料金の透明性
    事前に見積もりを取って料金体系を確認し、追加料金が発生しないか確認しておくことが重要です。
  3. 口コミや評判
    インターネット上のレビューや口コミを参考にし、信頼できる業者を選びましょう。実績や評判が良い業者は安心して依頼できます。
  4. 対応スピード
    急いで処分したい場合は、即日対応してくれる業者を選ぶと良いでしょう。対応の速さは重要なポイントです。
  5. 保険の有無
    万が一の事故やトラブルに備えて、損害補償保険に加入している業者を選ぶと安心です。

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