「悪徳な不用品回収業者があると聞いたことがある」
「ぼったくられてしまわないか心配」
「どこの業者を選べばいいのか分からない」
このように、不用品回収業者選びにお困りではないですか?
実際に危険な不用品回収業者は近年、特に増加傾向にあり、中には思ってもいなかったトラブルを引き起こす違法・悪徳業者が混ざっていることも事実です。
この記事では、よくある危険なトラブル例や悪徳業者の特徴・見分け方などをまとめて詳しく解説いたしますので、ぜひ今後の参考にしてくださいね。
違法・悪徳不用品回収業者のトラブル事例
増加する悪質な不用品回収業者の手口には傾向もあり、下調べをせずに依頼してしまうとトラブルに発展してしまうケースがあります。
そこで、いくつかの特徴的な事例をしっておくことで多くのケースを避けることができます。
実際、具体的にどんなトラブルが起きているのか見ていきましょう。
見積もり時点では「無料」と言っていたのに、いざ作業が終了するとよく分からない名目で高額な費用を請求された。
無料回収のチラシの業者に依頼したのに、思いがけず高額請求された
作業中に追加料金が掛かると言われて、最終的に高額な請求になった
回収されたはずの不用品が近所で不法投棄されていた
深夜に作業を依頼したら、作業が雑で近所から騒音の苦情が来てしまった
不要ではないものまで、回収・処分されてしまった
このように、様々なトラブル事例が後を断ちませんが、特に起こりうるトラブルは大まかに「料金面」と「作業面」のふたつに分かれています。
️料金面
料金面では、「相場以上の料金をぼったくり請求される」「追加費用と言って、見積もり時や契約時とは違く金額を請求される」などが主なケースです。
「無料」「激安」などの言葉で利用者を釣って、最終的に作業費用を追加請求することが業者の目的です。無料だからといって、その部分だけで業者を選ぶのは危険です。
また、ポストに投函されたチラシを見て不用品業者に依頼してぼったくりに合うケースも多いです。
悪徳な業者の場合、会社の所在地や連絡先が曖昧なケースが多くあります。ぼったくりや高額請求の被害を消費者生活センターに相談しても、業者の所在地や電話番号がわからないと対応は難しくなりますので、この点でも詳細の分からない業者に依頼するのはおすすめしません。
️作業面
作業面のトラブルで多いのは、「作業の質が低くて、近隣に迷惑をかける」「不要でないものまで回収・処分をされてしまう」といったケースです。
また、「回収されたはずの不用品が、近所で不法投棄されていた」というケースも多いです。
この場合は、正規の廃棄処分の手続きを踏まず不法に投棄をすることで、経費は掛からず支払われた料金は全て業者の利益となります。
ちなみに、回収された不用品が不法投棄されていた場合、業者だけでなく依頼主がその責任を問われる可能性があります。業者への依頼と業者による不法投棄が証明できなければ、依頼者の不法投棄が疑われ、場合によっては罪に問われることになります。
このようなトラブルに遭わないためにも、不用品回収業者選びには慎重になりましょう。
業者選びに失敗しないためには、作業実績数が多く、口コミや評価がいい不用品回収業者を選ぶことをおすすめします。
悪徳な不用品回収業者の特徴
では、実際に上記のようなトラブルを避けるためにはどのような不用品回収業者に気を付ければよいのでしょうか。
ここからは、よくある悪徳業者の特徴をご紹介します。
チラシなどで「無料」と宣伝する
「無料で不用品を回収します」
こんなチラシがポストに入っていたことはありませんか?
このように最初に「無料」という言葉で依頼者を集めるのが、悪徳業者の常套手段の一つです。
不用品回収の依頼が無料でできるはずがありません。このような業者は、回収料金は無料としていて、後から出張費用や運搬費用などと言って、高額な作業費を請求してくるケースはとても多いです。
特に、悪質な業者はトラックの積載が終了し断れない状態になってから高額な請求をしてきます。
話を聞いて、納得した上での依頼でも契約内容を書面などでもらってから作業をしてもらうようにしてくださいね。
トラックの巡回で営業している
街をトラックで巡回する不用品回収業者を見ることも珍しくありません。
このような業者は、公式ホームページや事務所を持たずに廃品回収のみを行っている場合が多いです。
全てのトラック巡回業者が危険なわけではありませんが、実際に街で巡回する業者に依頼したところ、最初は安価な価格を伝えてトラックに積み込んだ後に高額な価格を請求されたり、回収した不用品を不法投棄されたというようなトラブルも多く報告されています。
作業後に後悔するトラブルが起きても、業者の実態がつかめずに泣き寝入りになってしまうケースが多いようなので、近所を巡回する不用品回収業者のトラックには安易に声をかけないことは大事なポイントです。
会社の住所や連絡先が確認できない
悪徳な業者の場合は、住所や連絡先、詳細が曖昧なケースが多いです。チラシやホームページで以下のような状況にあった場合には、その業者を利用するのは避けた方が良いでしょう。
優良な業者であれば、このような点が当てはまることはありません。
作業内容や料金の説明が曖昧
不用品回収を依頼した際には、必ず作業前にサービス内容や料金についての説明をしてもらってください。
サービスや料金についての細かい説明が無かったり、見積もり内容や契約内容を書面で渡してこない業者は、そもそもかなり危険な業者です。
確認が出来ていないことで、後から高額な料金を請求されたり、書面で契約を交わしていないせいで何かトラブルが起きても責任を取ってくれないなどの問題に発展してしまうこともあります。
トラブル防止のためにも、作業前に必ず書面で契約を交わしましょう。
書面での契約を渋る業者はかなり危険です。依頼するのは絶対にやめましょう。
危険な業者を避けるコツ・ポイント
ここまで説明してきたように、さまざまな観点から危険な悪徳業者を見抜くポイントがあります。
今後、安心して不用品回収業者に依頼ができるようにここでは「優良な不用品回収業者」を選ぶコツ、ポイントをご紹介します。
会社概要や保有許可・作業実績を確認する
不用品回収を依頼する際には、業者のホームページを確認する方は多いと思いますが、併せて会社の概要もチェックしておくことはトラブルを避けるためにも必須です。
不用品回収業者の概要で確認するポイント
会社の概要の確認が取れない場合には、正式に依頼の話をする前にしっかりと会社に不明点を確認しましょう。
「会社の住所が不明」「電話番号が固定電話ではなく携帯電話のみ」という業者には特に気をつけましょう。さまざまな違法行為を行っていて、事務所の所在を隠すことで罰則を逃れている可能性が高いです。
作業前に必ず見積もりをもらう
作業依頼をする前に、必ず見積もりをもらうようにしてください。
見積もりをしてないと、相場より高額な作業費になってしまったりぼったくりのターゲットにされてしまうリスクも高まってしまいます。
見積もりを拒否する業者はかなり怪しいため、依頼をするのは避けましょう。
また、追加料金やオプション料金が発生する場合もありますので、作業前に必ず確認をしておきましょう。
そして、証拠のためにも必ず出してもらった見積もりは書面かメールで残しておきましょう。
まとめ
今回は、悪質な不用品回収業者によるトラブル事例と注意すべき業者の特徴について解説しました。
どこの不用品回収業者にに依頼しても同じと思っていた方も、しっかりと業者を選別しないと思いがけない被害に遭ってしまうことが分かったと思います。
また、先述でご紹介した危険な業者を避けるためのコツとポイントもしっかり押さえて業者選びをしてくださいね。