電子レンジは長年使用すると、加熱ムラ・ボタンの故障・異音・煙が出るなどの不具合 が発生し、買い替えを検討することもあります。しかし、「電子レンジは何ゴミとして捨てるの？」「家電リサイクル法の対象なの？」と処分方法に悩む人も多いでしょう。

電子レンジは家電リサイクル法の対象ではなく、自治体の粗大ゴミや不燃ゴミとして処分できます。 しかし、リサイクルショップや家電量販店で買取・引き取りしてもらえる場合もあるため、状態によって処分方法を選ぶのがおすすめ です。

本記事では、電子レンジを処分する適切なタイミングと確認事項や処分方法について、それぞれのメリット・デメリット、向いている人を詳しく紹介します。

処分を検討するタイミングと処分する前に確認すること

電子レンジを処分するタイミング

電子レンジは適切に使えば10年ほど使用できますが、以下のような状態に心当たりがある場合、処分を検討しましょう。

✅ 加熱ムラがひどくなった
🔹 食品が均等に温まらず、部分的に冷たいままになったり、熱くなりすぎたりする場合は内部の加熱機能が劣化している可能性があります。

✅ 電子レンジ本体やターンテーブルが破損している
🔹 扉のガラス部分にヒビが入ったり、ターンテーブルが割れたりすると安全性に問題があるため、処分を検討しましょう。

✅ 異音や煙が出るようになった
🔹 モーターや電子部品の劣化によって、作動中に異音がする、煙が出る場合は故障のサインです。

✅ 10年以上使用している（メーカー保証が切れている）
🔹 メーカーの部品供給が終了していると修理できないことが多く、買い替えのほうが安くなる場合があります。

✅ 新しい電子レンジを購入した
🔹 最新の電子レンジは省エネ性能が向上しており、電気代の節約にもつながるため、古い電子レンジを処分して買い替えるのも選択肢です。

電子レンジを処分する前に確認すること

① まだ使えるか？売却・寄付・リサイクルを検討
・動作に問題がなければ、リサイクルショップやフリマアプリで売れる可能性あり。
・寄付できる施設や団体を探すのも一つの方法。
・完全に故障している場合は、リサイクル回収やゴミとして処分する。

② 自治体のゴミ回収ルールをチェック
・粗大ゴミ扱いになるか、不燃ゴミとして回収可能か確認。
・粗大ゴミの場合は、回収予約が必要なことが多い。

電子レンジの処分方法４選

自治体の回収サービスを利用する

電子レンジは家電リサイクル法の対象ではないため、自治体の「粗大ゴミ」または「不燃ゴミ」として処分できます。

🟢 自治体のゴミ回収に向いている人
・ 手間をかけずに確実に処分したい人
・ すぐに処分しなくても問題ない人
・ リサイクルや売却が面倒な人

✅ メリット
・ 確実に処分できる
・ 近くに持ち込み施設がなくてもOK
・ 比較的安価に処分可能

❌ デメリット
・ 回収日が決まっている
・ 手数料がかかることがある
・ 大型の電子レンジは粗大ゴミになる場合が多い

リサイクルショップ・フリマアプリで売却

状態が良ければ、リサイクルショップやフリマアプリ（メルカリ・ラクマなど）で売却可能。 特に、比較的新しい電子レンジ（製造から5年以内）や有名メーカーのモデルは需要が高い。

📌 主な売却方法
✅ リサイクルショップ（ハードオフ・セカンドストリートなど）
✅ フリマアプリ（メルカリ、ラクマ、ヤフオク）
✅ 家電買取専門店（出張買取あり）

📌 おすすめフリマサイト

• メルカリ
  幅広い年齢層（20代〜50代）
  ◎ 簡単に出品可能
  ◎ 国内最大級の利用者数
  初心者向け・売れやすい / 匿名配送可 / 値下げ交渉が多い
• ラクマ
  20〜40代
  ◎ 出品しやすい
  手数料が安い / 楽天ポイントが使える / 匿名配送不可
• PayPayフリマ
  10〜30代
  ◎ シンプルで使いやすい
  △ ユーザー数は少なめ
  手数料最安クラス（5%） / PayPay決済可 / 送料が安い
• ヤフオク！
  30〜50代
  オークション形式あり
  ○ 高値で売れる可能性
  即決価格設定推奨 / 出品の流れが複雑

🟢 売却に向いている人
・ 比較的新しい電子レンジを処分したい人
・ 少しでもお金にしたい人
・ 売却の手間を惜しまない人

✅ メリット
・ お金に換えられる
・ 需要が高いモデルはすぐに売れる

❌ デメリット
・ フリマアプリは梱包・発送が面倒
・ 古すぎる電子レンジは値段がつかないこともある

家電量販店の回収サービスを利用する

ビックカメラ、ヤマダ電機、エディオンなどの家電量販店では、新しい電子レンジを購入する際に古い電子レンジを引き取ってくれることが多いです

📌 回収のポイント
✅ 新しい電子レンジを購入すると無料で回収してもらえる場合がある
✅ 回収料金が発生する場合もあるため、事前に確認が必要

🟢 家電量販店の回収に向いている人
・ 新しい電子レンジを購入する予定がある人
・ 手間をかけずに処分したい人

✅ メリット
・ 買い替えと同時に処分できる
・ 手間がかからない

不用品回収業者に依頼する

電子レンジなどの大きくご自身での運搬が難しいモノは、不用品回収業者に依頼すると手軽に処分することができます。不用品回収業者は、電子レンジだけでなく、その他の不用品や関連不用品を迅速に回収し、適切に処分してくれます。また、自治体では日付が指定されていますが、不用品回収業者に依頼するとご希望日時で処分することが可能です。

1. 回収業者の選定
   • リサーチ: インターネットで地域の不用品回収業者を検索し、評判や口コミを確認します。信頼できる業者を選ぶために、レビューサイトやSNSの評価を参考にしましょう。
   • 比較検討: 複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較します。無料見積もりを提供している業者も多いため、複数社に問い合わせることが推奨されます。
2. 見積もりの依頼
   業者に対して、電子レンジのサイズ、数量、回収希望日などの詳細情報を提供します。可能であれば、写真を添付することで、より正確な見積もりが得られます。
3. 回収の依頼と日程調整
   • 依頼の確定: 最も条件の良い業者を選び、回収を依頼します。予約が必要な場合は、希望の日程を業者と調整します。 回収日時や料金、サービス内容を再度確認し、必要に応じて契約書や確認書を取り交わします。
4. 事前準備
   • 梱包と整理: 回収物を運びやすいように整理し、必要に応じて解体します。ただし、解体が必要な場合は、事前に業者に確認し、対応可能かどうかを確認します。
5. 回収当日
   指定された日時に業者が到着し、回収物を確認します。問題がなければ、回収作業を開始します。回収作業が完了したら、料金を支払い、領収書を受け取ります。支払い方法は現金、クレジットカード、電子マネーなど業者によって異なるため事前に確認しておきましょう。

自治体ごとの出し方の例

⚠️あくまで一例のため、処分する際は必ずご自身でお住いの自治体にご確認してください

藤沢市の自治体の場合

藤沢市の場合、粗大ごみとして処分します。