趣味で始めたギターも、使わなくなって長年に眠っているという方も多いのではないでしょうか。
ギターは大切に使えば長く愛用できますが、傷みや故障、生活環境の変化などで処分を考えるタイミングも訪れます。特に電子部品を含むエレキギターやアンプ、シールド類などは、処分の方法にも注意が必要です。
この記事では、ギターを手放すときに知っておきたい処分のタイミングや注意点、付属品も含めた処分方法について詳しく解説します。
ギターを処分するタイミング
ギターは思い入れのある楽器であることが多く、「処分する」と決めるのは簡単なことではありません。しかし、生活の変化やギターの状態によっては、手放す決断も必要です。ここでは、ギターの処分を検討すべき代表的なタイミングについて、具体的に説明します。
壊れて音が出ない、修理費が高額
ギターが物理的に壊れてしまい、正常な音が出ない場合は、修理して使い続けるか、処分するかの判断が求められます。ネックの反りや折れ、ピックアップや配線の不具合、トラスロッドの調整不可、ボディのひび割れなどが発生している場合、その修理には数万円単位の費用がかかることも珍しくありません。
特に安価なエントリーモデルや、経年劣化が進んだ古いギターであれば、修理代よりも新しいギターを購入したほうがコストパフォーマンスが良いケースもあります。楽器としての機能が果たせない状態であれば、感謝の気持ちとともに手放すことも前向きな選択といえるでしょう。
長期間使用していない
「もう何年も弾いていない」「ケースに入れたまま、存在すら忘れていた」──このようなギターは、持っている意味を改めて考える必要があります。長年放置されたギターは、湿度や温度の影響で木材が劣化したり、金属パーツにサビが出たり、カビやニオイが発生してしまっていることもあります。
その結果、売却価値が下がってしまうだけでなく、いざ弾こうと思ってもコンディションを整えるのに手間や費用がかかることがあります。ギターを「持っているだけ」の状態が続くのであれば、必要としてくれる人に譲ったり、専門業者に買い取ってもらったりすることで、新たな価値を見出すことができるかもしれません。
引っ越しや断捨離のタイミング
引っ越しや模様替え、大掃除、あるいは「ミニマリスト志向」への転換など、生活スタイルの変化に伴って、物の見直しをする機会が訪れます。ギターは意外とスペースを取るもので、スタンドに立てかけていても床面積を圧迫し、ケースに入れても収納場所を選びます。アンプやエフェクターなどの周辺機器がある場合は、さらに置き場所に困ることもあります。
こうしたタイミングで、「これからの生活に本当に必要かどうか」を見極めることが重要です。新生活のスタートや住まいの整理を機に、不要になったギターを手放す人は多く、その際にリサイクルショップや買取専門店を利用すれば、多少なりとも資金に変えることも可能です。まだ使える状態であれば、音楽を始めたい人にとっては貴重な一本になるかもしれません。
ギターを処分する際の注意点
ギターを処分する際には、ただ「捨てればいい」というわけではありません。手続きや扱い方を誤ると、思わぬトラブルや費用の発生につながることもあるため、いくつかの注意点を事前に押さえておくことが大切です。ここでは、安全かつスムーズに処分を進めるために知っておきたいポイントを詳しく解説します。
自治体によっては「粗大ごみ扱い」になる
ギターは大きさや材質の関係上、多くの自治体では「粗大ごみ」として扱われます。特にアコースティックギターやエレキギターのような全長が100cmを超えるものは、通常の可燃ごみや不燃ごみとしては出せないケースがほとんどです。
粗大ごみとして出すには、自治体のホームページや電話窓口で事前に予約が必要であり、さらに処理手数料がかかるのが一般的です。料金はギター1本につき300〜1,000円程度が相場ですが、自治体によって金額やルールが異なるため、必ず確認をしましょう。また、収集日は限られているため、処分に時間がかかる場合もあります。
「可燃ごみに出してもいいか」と安易に判断してしまうと、不法投棄とみなされる可能性もあるので要注意です。
リサイクル可能なパーツもある
ギターは木材、金属、プラスチック、電子部品など複数の素材から構成されています。ピックアップやジャック、トラスロッドなどは金属製で、エレキギターの場合は電子回路が含まれていることもあります。こうした複合素材で作られているため、一般家庭で無理に分解してごみとして出すのは望ましくありません。
自治体では「そのままの状態で出してください」と指定されることが多く、分解してしまうことで、かえって収集を拒否されるリスクもあります。また、電動工具を使って解体する際にケガをするおそれもあるため、基本的にはプロに任せるか、原形のままで処分するのが安全です。
リサイクルショップや買取業者では、再利用できる部品や材料を見極めたうえで処分・リユースを行うため、再資源化を希望する場合は、専門業者の利用がおすすめです。
ブランドやモデルによっては価値がある
「ボロボロだからもう売れないだろう」と思い込んで処分してしまう前に、一度ギターのブランドやモデルを調べてみることをおすすめします。たとえば、Fender(フェンダー)、Gibson(ギブソン)、Martin(マーチン)、YAMAHA(ヤマハ)などの有名メーカーのギターは、製造年や限定モデルによっては、古くても価値があるケースがあります。
特にビンテージギターや日本製の一部モデルには、コレクターや音楽愛好家からの需要が根強く、中には数十万円の価値がつくことも。見た目が多少傷んでいても、内部構造や音質がしっかりしていれば、買い取ってくれる専門店も多く存在します。
売却の可能性を少しでも感じたら、処分する前に「ギター名+買取」などのキーワードで一度ネット検索してみると良いでしょう。写真を送るだけで見積もりができるオンライン査定サービスも便利です。
個人情報の削除も忘れずに
意外と見落としがちなのが、ギターケースや本体に記載された個人情報の扱いです。過去にライブやスタジオ練習で使っていたギターには、持ち主の名前、住所、電話番号などを記載したラベルやタグが貼られていることがあります。また、学校の備品として使っていたものであれば、団体名などが残っていることも。
これらの情報が第三者の手に渡ると、個人情報漏洩のリスクとなりますので、処分前にはしっかりと確認・除去しておきましょう。シールは丁寧に剥がし、インクで記名された部分は黒マジックやラベル剥がしスプレーなどで消すと安心です。
買取や寄付に出す場合も同様に、相手に渡す前に一通りチェックを行う習慣をつけておくと、後のトラブルを防げます。
付属品の処分方法について
ギターを手放す際には、本体だけでなく周辺機器や付属品も合わせて整理することが大切です。ギター周辺のアイテムには多くの種類があり、それぞれで適切な処分方法やリユースの可能性が異なります。使わなくなったからといってすぐに捨ててしまうのではなく、状態や種類に応じて処分・活用の選択肢を考えましょう。以下では、主なギターの付属品とその処分方法について詳しく解説します。
ギターケース(ソフトケース/ハードケース)
ギター本体とセットで保管されていることの多いケースも、処分時には見落とされがちなアイテムの一つです。
ソフトケース(布やナイロン製)は、破れやチャックの故障がない状態であれば、フリマアプリや中古ショップでの販売も可能です。ブランドロゴのあるケースや、純正ケースは特に人気があり、単体でも売れることがあります。
ハードケース(合皮や木製)の場合は、状態次第で価値が残っていることもあります。内部のクッション材が潰れていない、ロック金具が正常に開閉する場合は、買取査定に出す価値があるかもしれません。
一方で、傷や汚れがひどい、破損しているなど再利用が難しい場合には、自治体の粗大ごみとして処分するのが一般的です。大きさがあるため、可燃ごみや不燃ごみには出せないケースが多く、事前に予約や処理券が必要になることがあります。処分前には、素材や寸法を確認して、自治体のホームページなどで適切な出し方を調べましょう。
ストラップ・ピック・チューナーなどの小物類
ギター周辺には、ストラップ、ピック、カポタスト、チューナー、弦巻き、クロスなど、日常的に使う小さなアイテムが数多くあります。これらは可燃ごみや不燃ごみとして自治体の分別ルールに従って処分することが可能です。
しかし、状態が良い場合や複数個まとめてある場合には、フリマアプリやオークションサイトでの販売も一つの方法です。初心者セットとしてまとめて出品すると、入門者にとってはお得感があり需要も高くなります。特にブランド品や未使用品であれば、単体でも一定の価格で取引されることがあります。
ストラップはデザイン性があるため、特定のブランドやレザー製の高級品であれば中古市場でも人気です。ピックも、アーティストモデルや限定デザインのものはコレクター向けに出品できることがあります。
エフェクター・シールド・アンプなどの電気機器類
エレキギターを使っていた方であれば、エフェクター、シールド(ケーブル)、アンプなどの電気機器もセットで所有していることが多いでしょう。これらの機材は、使用年数やメーカーによっては高価買取の対象になる可能性もあります。
エフェクターやアンプは音作りに欠かせないツールで、中古市場では状態の良いものが高値で取引されます。特に、BOSS、Electro-Harmonix、MXR、Marshall、Fenderなどの定番メーカー製品は人気が高く、動作確認が取れていれば買取店やフリマアプリでの需要も十分見込めます。
一方で、故障している、長期間使用しておらず動作未確認のものについては、小型家電リサイクルの対象として回収してもらえる場合があります。多くの家電量販店には回収ボックスが設置されており、持ち込むだけで無料で処分できるケースがほとんどです。また、一部自治体では、拠点回収を実施しており、月に1〜2回程度回収場所に持ち込むことで引き取ってもらえます。
コード(シールド)類は、金属(銅線)を含むため、リサイクル価値があります。ごみとして捨てるよりも、まとめて回収に出す方が環境にも配慮できます。
このように、ギターの付属品といっても処分方法はさまざまです。処分の前に一度「まだ使えるか」「売れそうか」を検討し、それぞれの状態や素材に合った方法で手放すようにしましょう。適切な処分を行うことで、スペースをすっきりさせるだけでなく、資源の有効活用にもつながります。
ギターの処分方法5選
不要になったギターを処分したいと考えたとき、どのような方法を選ぶかによって、手間や費用、さらには環境への影響まで大きく変わってきます。ギターには木材や金属、電子部品などが使われており、一般的な可燃・不燃ごみでの処理が難しいケースが多いです。ここでは、ギターを処分する際に利用できる主な方法について、それぞれの特徴や注意点を詳しく紹介します。
粗大ごみとして処分する
ギターを自治体の粗大ごみとして処分する方法は、もっとも一般的で手軽な手段のひとつです。特に、破損して使えなくなったアコースティックギターや、ブランド価値の低いギターなど、再利用や販売が難しい場合に適しています。
各自治体では、「ギター=粗大ごみ」として分類されることが多く、処分するには事前に粗大ごみ受付センターへ連絡して予約を取る必要があります。予約後は、コンビニや郵便局などで粗大ごみ処理券(200円〜500円程度)を購入し、指定された日に指定された場所へギターを出します。
ギターの大きさや種類によって処分費用が変動することもあり、特にハードケース付きで出す場合や、エレキギターで重量がある場合などは追加料金がかかることもあります。また、自治体によっては受け付けていない種類のギター(電気部品のあるもの)もあるため、事前に問い合わせて確認するのが安全です。
リサイクルショップ・楽器店で売る
状態の良いギターや、まだ演奏可能な楽器はリサイクルショップや楽器専門店での買取がおすすめです。特に、有名ブランド(Fender、Gibson、YAMAHA、Martinなど)や、限定モデル・ヴィンテージ品であれば、思わぬ高額査定がつくこともあります。
多くの店舗では無料の査定サービスを実施しており、店頭への持ち込みはもちろん、出張買取や宅配買取も利用可能です。宅配買取の場合は、専用の梱包キットを送ってくれる業者もあり、自宅にいながらスムーズに売却できます。
ただし、ギターの状態が悪い場合(ネックの反り、フレットの摩耗、ピックアップの不良など)は査定が下がる可能性もあるため、事前にクリーニングや簡単なメンテナンスをしておくとよいでしょう。
また、店舗ごとに得意なジャンル(アコースティック専門、エレキ専門など)が異なるため、ギターのタイプに合ったお店を選ぶのも査定額アップのポイントです。
フリマアプリ・オークションサイトで出品する
近年では、メルカリやヤフオクなどの個人売買プラットフォームを利用して、自分でギターを売る人も増えています。この方法のメリットは、自分の希望価格で出品できる点と、全国のユーザーを対象に販売できる点です。特に希少性の高いモデルや、カスタムギター、ビジュアル重視のアイテムなどは、コアなファンに直接売れる可能性があります。
出品の際は、以下のような点に注意すると売れやすくなります:
- 写真を複数掲載する(正面、背面、ネック、ヘッド、キズなどの詳細)
- 使用年数、メーカー、モデル名、状態、付属品の有無などを明記
- 音の特徴や、個人的な使用感を丁寧に説明する
ただし、発送には注意が必要です。ギターは繊細な楽器であり、適切な梱包をしないと配送中に破損する恐れがあります。ギター専用の段ボールやプチプチでしっかり保護し、「天地無用」「取扱注意」のシールを貼ることが重要です。また、大型商品のため送料も高額になりがちなので、送料込みにするか、購入者負担にするかをあらかじめ決めておきましょう。
楽器の引き取りサービスを利用する
近年では、一部の楽器店や中古買取業者が「無料引き取り」や「下取り」サービスを提供しています。特に、ギターを買い替える予定がある場合、下取りを利用することで新しい楽器の購入費を抑えることも可能です。
また、「壊れていてもOK」「年式が古くても可」といった条件を掲げる業者もあるため、「これは売れないだろう…」と諦める前に、一度問い合わせてみる価値はあります。不要な楽器を引き取ってもらえるだけでなく、他の楽器への買い替えをサポートしてくれる業者もあるので、音楽活動を続けたい方には特におすすめの方法です。
不用品回収業者に依頼する
ギターだけでなく、アンプ、スピーカー、エフェクター、その他の家電や家具などを一緒に処分したい場合は、不用品回収業者への依頼が便利です。まとめて一括で回収してくれるため、引っ越しや遺品整理、大掃除などのタイミングでの利用に向いています。
業者によっては即日対応可能で、見積もりも無料で行っているところが多いです。料金体系は「トラック積み放題プラン」「1点ごとの個別料金」など様々ですが、複数品目がある場合には一括処分の方が費用対効果は高い傾向にあります。
ただし、悪質な業者も一部存在するため、以下の点に注意しましょう:
- 事前見積もりなしで高額請求する業者には注意
- 一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているか確認
- ネット上の口コミや評判をチェックして選ぶ
安全・確実に処分したい場合は、信頼できる大手の回収業者を選ぶと安心です。
ギターの処分は不用品回収業者の利用がおすすめ
今回はギターの処分方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ギターを処分するにあたり、他にも不要になった品を大量に処分したい場合は、不用品回収業者を利用することを検討してみてください。不用品回収業者は、大型小型問わず他の不用品をまとめて引き取ってくれるため、処分方法を考えずにまとめて処分することが可能です。
優良不用品回収業者の選び方は?
不用品回収業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしておくとスムーズに処分が進みます。
- 対応エリアの確認
希望する地域に対応しているかを確認しましょう。全国対応の業者や地域密着型の業者があります。 - 料金の透明性
事前に見積もりを取って料金体系を確認し、追加料金が発生しないか確認しておくことが重要です。 - 口コミや評判
インターネット上のレビューや口コミを参考にし、信頼できる業者を選びましょう。実績や評判が良い業者は安心して依頼できます。 - 対応スピード
急いで処分したい場合は、即日対応してくれる業者を選ぶと良いでしょう。対応の速さは重要なポイントです。 - 保険の有無
万が一の事故やトラブルに備えて、損害補償保険に加入している業者を選ぶと安心です。
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