ヘアアイロンの処分方法を、家電量販店のサービスや費用を抑えた方法を含めて詳しく解説します。
ヘアアイロンの状態を確認し、使用可能か故障しているかに応じて、処分の手間や費用を考慮しながら、最適な方法を選びましょう。
- 「どこに持って行けば処分できるの?」
- 「費用はどのくらいかかるの?」
- 「手続きは何をしたらいい?」
処分方法は自治体ごとに異なるため、該当地域の自治体のホームページで確認することが重要です。ヘアアイロンを処分する際には、付属品も「小型家電リサイクル法」の対象となるので、本体と合わせて処分するようにしてください。
小型家電リサイクル法って何?
ヘアアイロンの処分には「小型家電リサイクル法」に従う必要があります。この法律は2013年に施行され、小型家電製品に含まれる金属資源を再利用することを目的としています。電子レンジやスマートフォン、パソコン、掃除機なども対象です。
小型家電リサイクル法は、デジタルカメラやゲーム機等の使用済小型電子機器等の再資源化を促進するため、主務大臣による基本方針の策定及び再資源化事業計画の認定、当該認定を受けた再資源化事業計画に従って行う事業についての廃棄物処理業の許可等に関する特例等について定めた法律です。
環境省「小型家電リサイクル法」
これらの製品は適正に処理する必要があり、不適切な方法で廃棄すると法律違反となることがあります。
再利用可能な部品や素材を正しく処理することで、環境への負荷を減らし、資源を効果的に利用することができます。不法投棄を行うと、5年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科される可能性があります。
大型家電には、小型家電リサイクル法とは別に家電リサイクル法が適用されます。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンについての詳細な分類や処分方法については、以下にまとめてありますので、参考にしてください。
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ヘアアイロンの種類や材質
ヘアアイロンにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。ここでは、種類や特性に応じたおすすめの処分方法をご紹介します。
カールタイプ
カールを作ることに特化したヘアアイロンで、一般に「コテ」とも呼ばれます。
カールを形成するパイプ部分の太さを選べるため、ロングヘアの人は太めのパイプを、ショートヘアの人は細めのパイプを使用すると、アレンジがしやすくなります。
ストレートタイプ
髪を真っすぐにすることに特化したヘアアイロンです。
癖のある髪を整えたり、湿気で広がった髪をまとめたりするのに適しています。髪を挟む2つのプレートにはカバーが付いており、プレートがむき出しになっていないため、比較的安全に使用することができます。
2wayタイプ
カールとストレートの両方の機能を備えたヘアアイロンで、日ごとに異なるヘアスタイルを楽しむことができます。
これにより、スタイリングの幅が広がります。カール用とストレート用のアイロンを別々に持つのも一つの方法ですが、収納スペースやコストを考慮すると、2wayアイロンを1本持っている方が便利です。
コードレスタイプ
コードがなく、持ち運びが容易なヘアアイロンです。多くはコンパクトで軽量なため、鞄に入れて旅行にも持って行きやすいです。
USBで充電できるタイプも多く、モバイルバッテリーやパソコンから充電できるため、充電器を持ち歩く必要がなく便利です。
ヘアアイロンの材質
ヘアアイロンの主要な構成要素は、加熱される「金属部分」、持ち手やカバーなどの「プラスチック部分」、そして「配線コード部分」の3つです。コードレスのタイプでは「バッテリー部分」も付属しています。
そのため、ヘアアイロンは小型家電に分類されます。製品によってサイズは異なりますが、多くは25〜40cm程度です。
しかし、処分方法は自治体によって異なり、サイズに応じた基準があるため、処分前に必ず自治体のホームページで分別情報を確認することが重要です。
ヘアアイロンを処分する際の注意点
ヘアアイロンの一般的な寿命は約5年とされています。電化製品としては比較的短めですが、寿命を超えて使用し続けると、髪にダメージを与えたり、電源部がショートするなどの危険があります。
ヘアアイロンを処分するタイミング
5年程度が平均寿命とはいえ、使用方法や保管状態によって差異があります。目安より短くなることも長くなることもあります。
どんな点を判断材料にすればいいのでしょうか。ポイントを解説していきます。
- 温度調節が正しく機能していない
- プレート部分に傷が付いている
- 焦げたような匂いがする
- 電源がつかない
- 電源がついても勝手に消えてしまう
このような状態で使い続けていると髪質が悪化する可能性が高いため、早めの買い替えが推奨されます。
異常を感じたらすぐに使用を中止してください。ヘアアイロンは髪に直接触れる上、顔などの肌に近い場所で使用するため、事故が起きてからでは取り返しがつきません。
ガスカートリッジ式は
ガスカートリッジ式ヘアアイロンとは、カートリッジに封入された可燃ガスを熱源として使用しているヘアアイロンのことを指します。
処分する前に、必ず自治体のルールを確認してください。電源コードのないポータブルなヘアアイロンは、ガスカートリッジを使用している可能性があるため、注意が必要です。
処分する際にガスが残っていると引火や爆発の危険があります。そのため、風通しの良い場所でガスを完全に抜いてから処分してください。
ガスカートリッジを取り外し、中のガスをしっかりと抜いた後に処分するようにしましょう。
ガスカートリッジの処分方法は自治体ごとに異なるため、不意の事故を防ぐためにも、必ず事前に自治体に確認することが重要です。
以下に、処分方法の概要と、処分費用を節約するための具体的な方法について順を追って説明します。
ヘアアイロンを処分するための5つの方法
ヘアアイロンを処分する際の方法について、さまざまなケースに対応した詳細な情報を提供します。費用を抑えたい方には、収集運搬料金を減らす方法や、買取サービスを利用することをお勧めします。
時間がない場合は、「即日回収サービス」が非常に便利です。また、他の不要品も一緒に処分できるサービスを提供している不用品回収業者を利用するのもおすすめです。
さまざまな処分方法の特徴を比較した表を以下にご紹介します。
処分方法 | 搬出作業 | 即日処分 |
①自治体の粗大ごみ 不燃ごみ | 不可 | 不可 |
②家電量販店 | 可能 | 不可 |
③買取業者 リサイクルショップ | 可能 | 不可 |
④フリマアプリ オークション 掲示板 | 不可 | 不可 |
⑤不用品回収業者 | 可能 | 可能 |
次に、5種類の処分方法について詳しく説明し、それぞれの特性やメリット、デメリットをご紹介します。
自治体の粗大ごみや不燃ごみに出す
ヘアアイロンを処分する際は、各地域のルールに従う必要があります。自治体ごとに異なる回収方法があり、専用のボックスを使ったり、特定のイベント期間中にのみ回収を行ったりする場合があります。
ある地域では、粗大ごみや燃えないごみとして処理できることもありますが、ヘアアイロンの種類に応じた廃棄方法は自治体ごとに異なるため、必ずお住まいの地域の指示を確認してください。
小型家電ボックス
小さな家電製品は粗大ごみとは異なり、小型家電回収ボックスを使用して処分できます。多くの場所で設置されているため、非常に便利です。
回収ボックスは無料で利用できますが、大家電家電などはサイズ制限があるため、あらかじめサイズ確認をする必要があります。
さらに、利用規則やどのヘアアイロンが受け入れ可能かも事前に確認することをお勧めします。
可燃ごみとして処分する
可燃ごみとして処理する場合は、指定のごみ袋に入れ、決められた収集日に指定の場所へ出すだけで大丈夫です。
普段のゴミ出しと同じ場所で処分できるので、手間はあまりかからないでしょう。
プラスチックが含まれていても、焼却施設の性能次第では燃えるごみとして処理できることもあります。
不燃ごみとして処分する
不燃ごみとして処分するには、自治体指定のごみ袋に入れ、収集日には指定された場所に出す必要があります。可燃ごみよりも出す頻度は少なくなるかもしれません。
通常のごみ出しと同じ場所で処分できることが多いので、手間はあまりかからないでしょう。
粗大ごみとして処分する
粗大ごみを処分するには、まず自治体の粗大ごみコールセンターに申し込む必要があります。回収は、自宅前の道路や指定された場所に出して行う形式です。
- 電話またはインターネットなどによりお住まいの自治体の粗大ごみコールセンターへ収集の申込みをしてください。
- お申し込みいただくと、手数料(必要な粗大ごみシールの枚数)および収集日が確定します。
- お申し込み後、収集日前日までに粗大ごみシールをご購入ください。
- 氏名、収集日を記入した粗大ごみシールを貼り、収集日当日の指定時刻までに排出してください。
注記:一度に依頼できる点数に制限がある場合もあります。
地方自治体の処分サービスを利用することで、指定の場所に出すだけで回収してもらえ、費用を節約できますが、手続きに手間がかかることがあります。
また、申し込みから回収までに約2週間かかることがあり、即時の処分ができない点や、「粗大ごみ収集シール」の購入が必要である点にも注意が必要です。
「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」は家電リサイクル法の対象品で、粗大ごみとして処理することはできませんのでご注意ください。
その他、ヘアアイロン以外にも家具や家電の回収も可能ですので、必要に応じてサービスの詳細を確認してみてください。
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車を所有していない方には、自宅周辺で回収してくれるサービスが便利です。一方、家電リサイクル対象品については、自治体指定の業者に依頼するのが最適です。
さらに、新しいヘアアイロンを購入予定の場合は、まずは購入する店舗に相談するのが一つの方法です。
家電量販店に依頼する
ヘアアイロンの買い替えを家電量販店で検討している場合、古い機器の引き取りサービスが便利です。このサービスを利用すれば、下取りや割引が受けられ、コストを削減できます。
さらに、新しい家電の配送や設置と一緒に古い機器を取り外してもらえるサービスもあり、手間を軽減することができます。
「ヤマダデンキ」では、2017年から2024年に製造された全メーカーの電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機などを対象に「家電買取キャンペーン」を行っています。
ヤマダデンキ「大型家電買取キャンペーン!」
自分で搬出できる方には、店舗に直接持ち込む方法が費用を抑えながら便利です。各店舗で買取や引取の条件が異なるため、近隣の店舗の詳細を調べることをお勧めします。
- ケーズデンキ「家電リサイクル」
- ビックカメラ「パソコン・小型家電リサイクル」
- ヨドバシカメラ「小型家電リサイクル回収」
- コジマネット「パソコン・小型家電リサイクル」
- エディオン「小型家電リサイクル」
- ノジマオンライン「下取りサービス」
- ジャパネットタカタ「下取り・引き取りについて」
- ジョーシン「家電リサイクル」
経費をできるだけ抑えることができます。費用を節約したい方や現金化を目指す方には、後ほどご紹介する買取業者やリサイクルショップの利用が最適です。
買取業者・リサイクルショップで売る
リサイクルショップや買取業者で、再販可能なヘアアイロンを引き取ってもらえる場合があります。まずは業者に連絡して買取価格を見積もり、その価格をもとに複数の店舗で比較検討するのがベストです。
買取価格が提示されなくても、無料で引き取ってもらえることがあります。需要の高い機器は高額買取が見込まれ、特に以下に示すヘアアイロンは高い売却価格が期待できるでしょう。
- 人気の機種
- 最新のモデル
- 未使用品に近しい状態
- 保証期間が残っている
- 希少性が高い
条件は地域や業者によって異なるため、近隣の業者に問い合わせて、自分に適したサービスを選ぶことが重要です。
さらに、製品の状態にも気を付ける必要があり、部品の欠損や汚れがあると買取対象外となる場合があるので、事前に状態を確認することが必要です。
買取業者からの査定に満足できない場合や提示された価格に納得できない場合は、オンラインでの販売を考えてみると良いでしょう。フリマアプリやネットオークション、掲示板などを利用すれば、より有利な条件で取引ができるかもしれません。
フリマアプリ・ネットオークション・掲示板に出品する
フリマアプリやネットオークション、掲示板を活用することで、不要な家電を希望する条件で売却し、処分費用を節約することが可能です。
「メルカリ」「ヤフオク」「ジモティー」などの人気プラットフォームを利用すれば、高値での売却が期待できます。
これらのプラットフォームは多くのユーザーが利用しているため、需要が高く、買取業者やリサイクルショップでの引き取りが難しい場合でも、素早く買い手を見つけることができます。
個人間での取引では、パーツや説明書が揃っているかどうかで販売価格が大きく変わることがあります。さらに、業者を介さないためトラブルのリスクがあるので、注意深く対応する必要があります。
- 商品の写真を高品質で撮影する
- 傷や不具合などの詳細情報を正確に記述する
- 正確な情報を提供する
- 商品が売れたら速やかに発送する
- 注意深く梱包し、商品が安全に届くように気を配る。
商品を出品してから売却までの時間は予測できず、準備や購入者とのやり取りに時間がかかることがあります。
そのため、迅速な処分や手続きの簡略化を求める場合、この方法は適していないかもしれません。
不要品を速やかにかつ確実に処分したい場合は、「不用品回収業者」に依頼するのが最も適切です。これらの業者は即日対応が可能で、さまざまなサービスを提供しています。
不用品回収業者に依頼する
民間の不用品回収業者を利用すると、不要な物を簡単に処分できます。専門的な対応を行い、大型家電や家具、小型家電なども効率的に回収します。
また、電話での即日回収サービスを提供しているため、引っ越しや大掃除で出た大量の不用品も迅速に処分できます。
不用品回収業者は、作業費や人件費を含むプラン料金で見積もりを提供しており、通常の処分費用と大きな違いはありません。
さらに、ごみ屋敷や空き家の整理など特殊なケースにも対応しているため、様々な不用品の処分を考えている方に適しています。
多くの不用品回収業者が存在する中で、高額な料金を請求したり、作業品質に問題がある業者もいます。そのため、信頼性の高い業者を選ぶことが重要です。業者選びの際は、複数の見積もりを取り、業者の実績と信頼性をチェックすることをお勧めします。
契約に関するトラブルが起きた際には、「国民消費生活センター」に相談することが可能です。対面での相談を希望する場合は、予め電話で予約をしておく必要があります。
国民生活消費センター
信頼のおける業者を選ぶことで、不用品回収業者は最も効果的なサービスとなります。
ヘアアイロンの処分をお考えなら『不用品回収いちばん』におまかせください!
こちらはヘアアイロンの処分を考えている方々に向けた方法です。
- 費用や時間、手間を最小限に抑えたい場合は、「不用品回収業者」
- 新しいヘアアイロンの購入を考えている場合は、「家電量販店」
- 再販可能なヘアアイロンをお持ちの場合は、「買取業者・リサイクルショップ」
- 手間や時間をかけてでもお金にしたい場合は、「フリマアプリ・ネットオークション・掲示板」
- ヘアアイロン以外の不用品もまとめて処分したい場合は、「不用品回収業者」
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